2020/05/06 12:47
こんにちは!
和田染工です。
当社は「注染」の専門企業ですが、
この「注染(ちゅうせん)」とは何かをご存じですか?
あまり聞き馴染みのない言葉だと思います。
では、質問を変えて…
手ぬぐいを使ったり、浴衣(ゆかた)を着たことはありますか?
1度は経験があるのではないでしょうか。
夏祭りなどの思い出が浮かぶ方もいるかもしれません。
この手ぬぐいや浴衣を染めるのに昔から使われてきたのが「注染」という技法です。
型染めの一種で、型で防染糊を置いた生地を重ね、
その柄の部分にヤカンという道具で染料を“注ぎ“、
染料を生地に浸透させることで染めていきます。
「注染」で染めた生地の特長はこちら。
・通気性や吸水性が良い
・柔らかく、使う程に風合いが増す。
・生地に裏表がない。
・手染めならではの“ぼかし”や多彩な色使いが可能(下記写真)。
明治時代に大阪で生まれた注染ですが、
この機能性とデザイン性により、
現在まで、日本独自の職人技として受け継がれています。
当社の手ぬぐいは、すべてこの注染という技法を使って染めています。
なぜ、大阪で生まれた技術が静岡県浜松市の伝統産業なのか?
その秘密は次回の記事で。
BASE Mag.では、注染のこと、手ぬぐいのことなどを随時紹介していきます。
和田染工 和田
商品のご紹介
伝統文様である麻の葉柄に、ぼかしの技術を使ってグラデーションを施しました。
価格:900円
素材:綿100%
サイズ:約35cm×約1m