2020/05/16 12:53

こんにちは!

和田染工です。 

当社は、遠州(静岡県浜松市)で「注染」工場を営んでいます。
「注染」の工程をご紹介します。

 

「注染」とは、型染めの一種。
反物として一般的な35cm前後の小幅の反物を染める技術です。

 

注染では、型紙を使って防染糊を置いた生地を重ね、
糊がついていない部分にヤカンと呼ばれる道具で染料を注ぎ、
生地に染料を浸透させることで染めていきます。

 

生地に染料を“注”いで“染”めることから、
「注染」と呼ばれています。

生地を染め抜くことで、
裏表がなく、柔らかな風合いが生まれます。
 

<注染の工程>
・板場(いたば)
デザインが彫られた伊勢型紙を使って、染めたくない部分に防染糊を置いていきます。




・紺屋(こうや)
デザインにそって、さまざまな色の染料を注いで染めていきます。


・水洗
糊や染料を落とすためにたっぷりの水で洗います。


・高干し
12mある反物を干し、自然の風で乾かします。



BASE Mag.では、注染のこと、手ぬぐいのことなどを随時紹介していきます。
和田染工

 

商品のご紹介

「手ぬぐい|アヤメ(赤紫色)
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月上旬から下旬にかけて咲くアヤメ。
中心から端にかけて、注染の技法”ぼかし”を取り入れ、赤紫色のグラデーションにしました。 

価格:900
素材:綿100
サイズ:幅約35cm×長さ1m